Visual Studio 2015 で Git ! ～ ブランチを利用してみる
Visual Studio 2015 で Git を使うということで、Visual Studio Team Services を利用して、タダでバージョン管理を行います。
前回はプロジェクトを作成し、コミットからプッシュまで行ってみました。
Gitを使うにあたっては、ブランチの取り扱いが必須でしょう。
というわけで、新しくブランチを作成し、マージするところまでを見てみます。
流れ
GitHub Flow を参考に、プルリクエストは省略した型で行ってみます。
プルリクエストに関してはまた今度...
ちなみに、GitHub Flow に関してはこちら
GitHub Flow (Japanese translation) · GitHub
master ブランチから作業用ブランチを作成し、作業完了後、master ブランチに対してマージを行うという流れを行います。
branch, commit, checktout, merge という基本処理ですね。
今回もコマンドは一切利用しません。
master ブランチから作業用の新しいブランチを作成
チームエクスプローラのホーム画面から、ブランチを選択します。
ブランチの一覧が表示されるので、master ブランチを右クリックし、ショートカットメニューの「新しいローカルブランチ」を選択します。
新しいブランチ名を入力する画面が表示されます。
元となるブランチは既に master が選択されています。
新しいブランチ名を入力します。今回は「console-write」としてみました。
「ブランチのチェックアウト」はお好みで構いませんが...
よくわからないという場合は、とりあえず、チェックしておきましょう。
チェックアウトするという前提で進めます。
これで、「ブランチの作成」をクリックすると、新しいブランチが作成されます。
コミットとマージ対象ブランチのチェックアウト
それでは、コードを変更してみます。
簡単に出力の１行を追加してみました。
それでは、これで作業完了という体で。
まずは、コミットしましょう。
コミットに関しては、前回記事を参照。
この変更点を master ブランチに対してマージして反映させたいと思います。
チームエクスプローラの「ブランチ」を表示します。
まずは、マージを行いたいブランチとなる「master」ブランチをチェックアウトする必要があります。
チェックアウトは、ブランチを右クリックして表示されるショートカットメニューから「チェックアウト」を選択することにより可能です。
ショートカットメニューを使わずとも、ブランチをダブルクリックするだけで、チェックアウト可能です。
master ブランチをチェックアウトすると、コードが修正前の状態になっています。
master ブランチに対してマージ
この状態で、マージ元となるブランチを右クリックして、ショートカットメニューから「マージ元」を選択します。
ブランチのマージ画面が表示されます。
ここは慣れていないと結構混乱しがちです。
- 「マージするブランチ」が、変更を行ったマージ元となるブランチ
- 「マージ先となる現在のブランチ」が、変更を反映させたい現在チェックアウト中のブランチ
となります。
たまに逆にしちゃったり...
「マージ後に変更内容をコミット」に関してもお好みかもしれませんが...
fast-forward でないマージで競合が無い場合に、コミットメッセージを自分でつけたい場合は、外した方が良いかもしれません。
今回はチェックした状態で進めます。
ほんで、「マージ」をクリックすると...
完了です。
というより、これはさすがに簡単でしょう。
履歴の確認
ちょっとどんな感じになってんのかな～って時に、コミット履歴が閲覧できます。
ブランチのショートカットメニューの中に、「履歴の表示」があるので...
こんな感じで。
master ブランチと console-write ブランチが、同じコミットとなっているのがわかりますね。
この画面は何かとよく利用するかと思います。
ブランチの削除
これで、作業用の console-write ブランチは不要になりましたので、削除したいと思います。
これも、ブランチのショートカットメニューで「削除」を選択。
結果は省略しますが、これできれいさっぱりブランチが削除されました。
...とまぁ、なんとも教科書的な基本形です。
実際に作業を行うと、「マージの競合」だったり、「コミットメッセージ変えたんだけど...」だったり、色々あると思います。
そんな事に関しては、また今度考えてみたいと思います。
きっとつづく...
