実践 Entity Framework ~ 準備編
今やデータアクセスのデフォルト感が出てきた Entity Framework。
「何だそれ?」「聞いたことあるけどよーわらかん」「使ってるけどいまいちわからん」
そんな方々を対象に、実際に何か作成しながら、何となくな使用方法を紹介していければと思います。
基本知識
「Entity Framework ?」何やねん、それ?という方。Microsoft のサイトに次のような説明がありました。
Entity Framework (EF) は、.NET 開発者がドメイン固有のオブジェクトを使用してリレーショナル データを処理できるようにするオブジェクト リレーショナル マッパーです。開発者が通常、記述する必要のあるデータ アクセス コードがほとんど不要になります。
どうでしょう?これで「?」が消える方は優秀な方ですね。私などはさらに「?」増えますが・・・大丈夫です。習うより慣れろです(?)とりあえずここでは、
なんかよーわからんけど、データベースに対する処理ができる
それで充分です。
準備
次のような開発環境を想定しています。
- Visual Studio Community 2013
当然、データベースサーバとなるものが必要なのですが、Visual Studio Community は標準で、Microsoft SQL Server 2012 ( and 2014 ) Express LocalDB がインストールされます。とりあえずこれで十分です。
もちろん、普通の(?)Express Edition があれば、そちらのほうが都合が良いかと。あたりまえかもしれませんが、有料版でも構いません。
データ
実際に何かデータが・・・ということで、こちらのデータを拝借することにします。
住所データ、住所マスタ、住所CSVの無料ダウンロードサイト!【住所.jp】
全国版の住所データからデータベースを構築し、それを利用したアプリを作成してみようかと思います。まぁ世の中にはたくさんありますが・・・
プロジェクトの作成
プロジェクトは何でも・・・というより、実際に利用するプロジェクトを作成する必要がありますね。今回はWebプロジェクト(MVC)をひとつだけ作成してみます。
「ファイル」→「新規作成」→「プロジェクト」から「ASP.NET Web アプリケーション」を選択
MVC を選択
認証を選択し、「認証なし」を選択
Microsoft Azure の 「クラウド内のホスト」のチェックははずし、「OK」で作成。
プロジェクトとともに、一通りのファイルが作成されます。使用しないかもしれませんが・・・
準備は整いました。それでは、Entity Framework を利用して、データ処理に挑戦してみましょう。
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