実践 Entity Framework ~ Migration で変更を戻す
Entity Framework で Code First Migrations。
データベースに更新を適用してはみたものの、『あっ!間違えた!』なんてことがあります・・・よくあります!何事もなかったかのように戻して、再度適用させる。今回はそんな方法を紹介します。
適用された移行(マイグレーション)の履歴を確認する
まずは、現在までに適用された、マイグレーションを確認します。
Update-Database で戻す
それでは、戻してみましょう。戻す時も同じく「Update-Database」コマンドを利用します。ただし引数が必要です。
パラメータ「TargetMigration」の値を対象マイグレーション名として実行します。
Update-Database -TargetMigration Initial
すると・・・
前回作成した、CreatePrefecture テーブルが削除されています。
「おー出来た出来た」と喜びたいところですが、もうひとつお仕事が。
Initial まで戻したことで、現在の CreatePrefecture マイグレーションファイルは不要となります。これは手で削除する必要があります。
さよ~なら~(^_^)/~
これで、次回「Add-Migration」を実行すると、Initial からの変更分をスキャフォールディングできます。
今回は単純な内容でしたので簡単にできましたが、マイグレーションの内容によってはうまく戻せない可能性があります。
そんな時の対処法は・・・こちらで。