インクリメンタルなカイハツにっき

.NET 開発手法を中心に、これから始める方の一助となる記事を載せていく予定です。

Visual Studio Community 2015 を入れてみた - Visual Studio Community とは

Visual Studio 2015 が 2015年7月20日にリリースされました。

空き容量が...的な要因でしばらく放置していましたが、せっかくあるものは使ってみないとということで、無償版の Visual Studio Community 2015 をインストールしてみました。

Visual Studio Community ?

ところで、Community ってなんでしょう?なんだか知らない間に居座った感がありますが...

昨年のクリスマス色が強くなったころに Express に代わる無償ツールとして登場したのが、Visual Studio Community 。

無償?タダですか?ほんまに?

そうです!タダです!ただし条件がありますが...

無償ながら Professional と同等

「無償だったら、どーせ機能制限とかあるんでしょ?」

と思いきや、なんとこれ、有償版の「Professional」と同等の機能となっています。

「なんで?だったらわざわざ金払って買わんでもええんとちゃうの?」

...残念ながら、機能制限はありませんが、利用条件に制限があります。
そんなうまい話ばかりではないのです。少し分かりづらいところでもあるので、ひとつづつ見ていきましょう。

個人用は無償

個人開発者は、無料/有料問わず、独自のアプリ開発が可能です。

...個人開発者の定義は何なんでしょうね?なんとでもとれそうですけど。
まぁ次いきましょう。

組織用はオープンか小規模であれば無償

以前の Community 2013 の時のライセンス条項ですが、次に該当する場合は無償です。

営利目的ではない団体は無償ということで良いのかな?

ほんで、一般企業の場合ですが...

エンタープライズ以外の組織では 5ユーザー まで」
エンタープライズ

「PC250台以下かつ、年間売上100万米ドル以下」

金額は利益ではなく売り上げですので、お間違えなく。
大きい企業はせこいこと言わんとお金払ってと言ってらっしゃいます...

で、問題はここから。

「そっか~。それじゃ、小規模の企業が大企業の仕事を請け負って開発を行う場合は、Community 使えるの?」

...答えは「No!」(のはず)
こちらも、Community 2013 時のライセンス条項ですが...

「上記企業が、これ以外の企業からの何らかの報酬を伴う委託に対しアプリケーションを開発する場合には Visual Studio Community は利用できません。」

というのがありました。
Visual Studio Community 2015 ダウンロードページからは探しきれなかったのですが、おそらく変わっていないと思います)

ところで Express エディションは?

一方、今まで無償版の代名詞であった、Express エディション。
プラットフォーム別に分かれている、拡張機能などの一部の機能が利用できない等の不便さはありますが、こちらは利用条件なくだれでも利用可能です。
ただし、こちらは今後、新バージョンを出さない...という話でした。

...だった気がしますが、ちゃっかり 2015 も存在しています。

Visual Studio Express

Community の利用条件を満たしていないが、無償で利用したい。
そんな場合は、こちらを利用することになるのではないでしょうか。

(このあたりのライセンス条項等は今後変わる可能性があります。ご注意を)

というわけで、Community

とりあえず、Prefessional と同等の機能を持つ、Visual Studio Community 2015 を入れてみることにしました。

続きます...